文系からの社会人からの再受験女子医学生の日記🏥

文系学部卒→マスコミ勤務→医学生

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お酒って全身麻酔に使えないの?

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みなさんは呑んだくれて意識を失ったこと、ありますか?

意識は失わなくても、記憶がなくなった人は結構いるかもしれません。

このように、お酒は我を失わせ、殴られたけど覚えてないし痛くもなかった、なんてこともあるかもしれません。

 

ん、覚えてないし痛くもない、ということは、お酒で全身麻酔ってできちゃうんじゃない?

 

・麻酔の歴史

世界初の麻酔は、1846年アメリカのモートンのエーテル麻酔です。
ボストンでの公開実験で、成功を収めたという記録があります。
現在ではエーテルは引火性と爆発性があり危険なため、全く使われていません。
笑気ガスやセボフルランなどといった吸入麻酔薬が一般的です。

麻酔がなぜ効くにかは実はまだ解明されていないそうです。

 

調べていると、1846年より前は、ブランデーを飲ませてベロベロにしてから足を切断したりしていたことがわかりました。

うん、やっぱりお酒は全身麻酔に使えるんじゃん!?

・お酒が全身麻酔として実用化されないのはなぜ?

 

いやいや、できたら既にやってるわ!

というか昔ブランデーでやってたけど今はやってないんだから何か理由あるでしょ。

そうです。以下のような理由で、お酒は全身麻酔には使えません。

 

・人によって効く度合いが違う

酔いやすい人・酔いにくい人がいますよね。

通常使われる麻酔の量は、同世代・同性別なら同じくらいというような線引きができますが、お酒の酔い方は千差万別。カテゴライズしにくいです。これでは安定した麻酔管理ができません。


・生体反応が抑えられない

お酒を飲むと、心臓がドクドクしませんか?お酒により心拍が上がったりといった生体反応は制御しにくいです。そのような不安定な状態で手術するのは危険です。

 

・回復に時間がかかる

二日酔いという言葉もあるように、お酒が完全に体から抜けるには、麻酔薬に比べて時間がかなりかかります。最も優秀な麻酔薬とは、導入も回復も早いもの。(さっさと寝て、起こすとすぐ目覚める)出来るだけはやく回復して、通常運転の身体を取り戻すことが大切なのです。

 

・代謝の過程で毒性物質が生じる

お酒は体内で分解されると、その過程でアセトアルデヒドという毒性物質を生み出してしまいます。ちなみにこのアルデヒドは、体内のALDH(アルデヒド脱水素酵素)という酵素により分解されます。このALDHの活性が弱いか欠けている人がお酒に弱いまたは飲めない人で、アセトアルデヒドが蓄積されやすくなってしまいます。

 

・有効量と致死量の間が狭い

これは薬理学の話になってくるのですが、有効量(主作用の効果を発現させるために必要な最少投与量)と致死量(投与すると死んでしまう最少量)の差が大きいほどその薬の安全性は高いと言われています。

考えてみればそうですよね、1錠で効果があるけど、10錠飲めば死んでしまう薬と、100錠飲んでも死なない薬があれば、後者の方が安全です。

お酒はこの差が狭く、危険で使いにくいのです。

 

・酒は飲んでも飲まれるな

このように、お酒(エタノール)を全身麻酔に使おうという夢はついえました…笑

お酒は飲みすぎると有害物質が蓄積するし、もっと飲むと死んでしまうこともある。

モー娘。のヨッシーみたいに交通事故を起こしてしまって他人に迷惑をかけることも…

適切な量で快適な飲酒ライフを送りたいですね!

 

おわりー🍺

 

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